元看護師のわたしが、「なんか」しんどい夜を「他人の30分」でほどいてもらった話

病名つかないしんどさに名前がついた夜

ほどけるカピバラさんです。

元看護師10年、わたし自身も看護師を辞めた後に「なんかしんどい」で病院に行って『異常なし』と言われる時期を過ごしました。

同じように病名つかないしんどさを抱えてるかたの力になりたくて、発信始めました。

病棟・外来・夜勤、一通り経験してきた側です。その10年で、病院の検査で「異常なし」と診断されて、でも明らかにしんどそうな顔で帰っていく患者さんを、何人も見送ってきました。

駅のホームで泣いてる人、帰り道で「わたしがおかしいのかな」って思い詰めてる人。あの人たちの顔、看護師を辞めた今でも鮮明に覚えてます。

今日話したいのは、わたし自身が看護師を辞めた後に「なんか」しんどい夜を過ごした話と、その夜を「他人の30分」でほどいてもらった話です。

「頑張って」とは、わたしは言わないです。ちゃんとしんどい時は、ちゃんとしんどいって言っていい。そう思ってるから、この記事を書いてます。


「異常なし」と言われて帰る夜

血液検査、心電図、腹部エコー、MRI。一通り検査をして、お医者さんが「異常は見つかりません」と言う。ホッとするはずなのに、なぜか納得できない夜、ありますよね。

駅のホームで泣きたくなる気持ち

病院を出て、駅までの道のり。お医者さんに「気のせいですね」「様子を見ましょう」と言われて帰る道。

電車のホームで、なぜか泣きそうになる。周りの人たちは元気そうに歩いてて、自分だけが「おかしい」気がして。でもどこが「おかしい」のか、検査では出ないから説明できない。

「わたしがおかしいのかな」「気にしすぎなのかな」って、自分を疑い始める。病院の診断が「異常なし」だったから、自分の感覚の方を疑うしかなくなる。

この気持ち、わたしもあります。看護師10年の知識があるのに、自分の「なんか」しんどさを病院で説明できなかった夜、あります。

看護師時代に見送った患者さんの8割が同じ顔だった

看護師として外来にいた頃、「異常なし」と言われて帰る患者さんの8割くらいが、同じ表情で帰っていきました。

肩を少し落として、カルテを受付に返して、「ありがとうございました」と小さく言って、ドアを出る。その後ろ姿が、帰り道の駅でそのまま泣いてる可能性、わたしは半分くらいで見積もってました。

医療の現場は検査値で判断するシステムです。

検査値が正常なら「治療の必要なし」で帰す。これは医療の限界でもあるんです。悪意はない、でも、しんどい人を救えない場合がある。

看護師を辞めた理由の一つが、この「救えない人たち」を10年見続けて、自分もその一人になった時期があったからでした。


数値に出ないしんどさの正体

医療現場で「数値に出ないしんどさ」には、いくつかの名前がついてます。

自律神経・不定愁訴・未病の科学

医学的な用語だと「不定愁訴(ふていしゅうそ)」「自律神経失調症」「未病」あたりが該当します。

症状はあるけど、特定の疾患名がつかない状態。血液検査やMRIでは映らないけど、体感は明確にある状態。日本の成人女性の約3割が、何らかの不定愁訴を抱えていると言われてます。

「気のせい」じゃないんです。身体で起きてることは事実。ただ、現代医療の検査機器では捉えきれない領域、というのが正確な言い方です。

看護師時代の「異常なし」患者さんを何人も看てきた

看護師10年の現場で、「異常なし」と言われた患者さんの中には、実は後から大きな疾患が見つかった方もいました。

逆に、「異常なし」のまま、何年も同じ症状で通院し続ける方もいました。その方々の多くが、「気のせい」と言われ続けて、自分の感覚を信じられなくなってました。

「異常なし」は「安心」じゃなく、「現時点の検査で見つかる異常はない」という一文なんです。検査の解像度には限界がある。この事実、現場で10年見てきたからこそ、断言できます。

「気のせい」で片付けられる現場の構造

お医者さんも悪気があるわけじゃありません。

検査で異常が出ないと、処方する薬が決まりません。何もできない状態で「気のせいですね」と言うしかない場合もあります。

患者側は「気のせい」と言われて、自分の感覚を疑い始める。ここから自己否定のループが始まります。「わたしが弱いだけ」「メンタルの問題」「気合が足りない」。

どれも、その人が悪いわけじゃないのに。

このループを断ち切るには、「気のせいじゃない」を確認してくれる誰かが要るんです。


「なんか」を3項目に分解するワーク

じゃあ、自分でほどけを始めるには。看護師時代に患者さんに伝えてたワークを書きます。

身体感覚/気分/思考の3分解

しんどい感覚を、3つの要素に分けて書き出します。

  1. 身体感覚(どこが/どう感じる):胃が重い、肩が凝る、息が浅い、目が乾く
  2. 気分(悲しい/怒り/焦り/空虚):なんとなく不安、理由もなく悲しい、イライラ
  3. 思考(どんな考えが浮かぶ):「わたしがダメなんだ」「このままでいいのかな」「誰にもわかってもらえない」

「なんかしんどい」が、この3つに分かれた瞬間、扱えるサイズになります。

書くと扱えるサイズになる

紙に書き出すワーク、看護学校でも習ったセルフケアの基本です。頭の中にある時は無限ループだけど、紙に降ろすと動かない状態になる。動かなくなると、観察できる。観察できると、対処できる。

1日5分、寝る前に3項目を書く。これだけで、2週間後に変化を感じる人が多いです。

「今日は胃が重い」「なんとなく不安」「自分がダメな気がする」くらいの、一言ずつで十分。完璧を目指さないでください。書けない日があってもいいです。

2週間でパターンが見える

2週間記録すると、自分の「しんどさ」のトリガーが見えてきます。

月曜朝がしんどい、人と会った後がしんどい、特定の食べ物の後がしんどい、満月前がしんどい、生理前がしんどい。原因が特定できれば、回避や対処ができる。

わたしも看護師時代、このワークで自分の「夜勤明け3日目がピーク」というパターンに気づきました。気づいてからは、夜勤明け3日目に重要な判断をしないようにした。それだけで、自己嫌悪が減りました。


自分で書いても名前がつかない時

3項目ワークはすごく役に立ちます。でも、構造的な限界もあります。看護師を辞めた後、わたし自身がその限界に直面しました。

「自律神経の乱れ」までしか辿り着けない

自分で書き出しても、たどり着ける深さに限界があるんです。

「胃が重い/なんとなく不安/自分がダメな気がする」まで書けても、じゃあこのしんどさの「源」は何なのか、は自分では読めない。

医学用語で「自律神経の乱れ」って言葉で片付けることはできる。でも、それはカテゴリ名で、あなた個人のしんどさの名前じゃないんですよね。

カウンセリングと医療の職域の隙間

カウンセラーに相談すれば?とよく言われます。わたしも試しました。でも、カウンセラーの多くは「傾聴」が主な仕事で、「名前をつける」のは領域外のことがあります。

医師は診断名をつけるプロ、でも検査で出ないしんどさは「自律神経失調症」までしか出してくれない。カウンセラーは共感のプロ、でも具体的な「名前」は出してくれない。

この2つの職域の、ちょうど隙間に落ちてしまう類のしんどさ、実は結構あるんです。

別軸の語彙を持つ第三者が必要

ここで必要なのが「医療でもカウンセリングでもない語彙」を持つ第三者です。

占いが好きじゃなくても、聞いてほしいです。数秘や占星術の語彙って、医学の語彙とは違う軸で人を読むツールなんです。「個人年サイクル」「気の巡り」「土星の影響」。これらの言葉で人を読むと、医学ではすくえないしんどさに別角度から名前がつくことがある。

次の章で、わたしの体験を書きます。


わたしが深夜、占い師に「しんどさ」を読んでもらった夜

看護師を辞めた直後の、ある夜。「なんか」しんどい時期

看護師を10年やった後、辞めることにした理由は、「自分がしんどくなったから」でした。ありふれた理由です。

辞めた直後、半年くらい、「なんか」しんどい時期が続きました。

看護師としての自分を手放した虚無感、収入の不安、同僚との疎遠、全部混ざって、夜に3項目ワークをやっても「自律神経の乱れ」までしか辿り着かない日々。

病院にも行きました。「異常なし」と言われました。わたし自身が、自分で見送ってきた患者さんの一人になった瞬間でした。

カウンセリング経歴ある占い師を選んだ基準

ある夜、思い立って検索して辿り着いたのが、ココナラの電話占いっていうサービス。カウンセリング経歴のある占い師をプロフィール検索で絞り込めて、初回無料枠があるから「その夜すぐ試す」のハードルが低かった。カウンセラーの予約は1ヶ月先で、その夜は待てなかったから、即時で繋がる、別軸の語彙を持つ人、を条件に探しました。

基準は3つ。

基準1: プロフィールに「数秘」「占星術」等の具体語彙と、「元カウンセラー」「元看護師」等の医療・心理経歴があること。両方持ってる人は、医学とも占いとも会話できる。

基準2: 声のサンプルが落ち着いてること。しんどい夜に興奮気味の人と話すと、逆に消耗します。

基準3: 「当てます」「見えます」系の断言型じゃないこと。「一緒に読みましょう」「聞かせてください」系の共感型を選ぶ。

候補から、数秘歴10年+元心理カウンセラーの40代女性を選びました。

「看護師時代の12年分の疲労が、個人年9で出てる」30分

電話が繋がって、わたしが伝えたのは「看護師を辞めた後、なんかしんどい日々が続いてる」だけでした。

占い師さんが数秘を読んでくれて、一言目がこれでした。

「カピバラさん、看護師時代の12年分の疲労が、あなたの個人年9(締めの年)で一気に表に出てる感じですね。10年間、他人のケアに使ってきた分を、今、自分のために取り返してる時期なんだと思います」

「なんか」に、初めて名前がつきました。

「自律神経の乱れ」じゃなく、「12年分の疲労の、9の年での顕在化」。医学用語じゃない語彙で、わたしのしんどさに名前がついた瞬間でした。

医療言語じゃない語彙で名前がついた瞬間

30分の通話の後半、占い師さんが言ってくれた言葉がもう一つあります。

「カピバラさん、12年分の疲労は、12ヶ月とは言わないけど、半年くらいかけて少しずつ抜けていく感じなので、焦らずに。今は抜ける途中だから、しんどいのも自然なことです」

「自然なこと」という言葉に、救われました。「異常なし」じゃなく「自然なこと」。同じ「問題ない」でも、受け取り方が全然違うんです。


翌朝、呼吸が深くなった

占い師さんとの通話の翌朝、わたしは呼吸が深くなった感覚がありました。

体の症状(胃の重さ、息の浅さ)は、まだ残ってました。でも、心の負荷が減った。「なんか」に名前がついただけで、扱えるサイズになったんです。

それから半年、ゆっくりと疲労が抜けていきました。占い師さんの読み通り、半年くらいかけて、「なんか」しんどい時期は終わりました。

ちなみに、わたしが使ったのはココナラ。無料枠30分でぴったり終わらせて、追加料金はゼロでした。しんどい夜に「延長料金が…」って気にしたくなかったから、無料枠で完結する設計は、しんどい体のわたしには優しかったです。


「なんか」は気のせいじゃないです。病名がつかないだけで、リアルなしんどさ。

名前をつけることから、ほどけ始めます。3項目ワークで自分で名前をつけるのが1段階目。自分でつけられない時に、別軸の語彙を持つ第三者に名前をつけてもらうのが2段階目。

今夜の「なんか」を、3項目に分けて書き出すところから始めてみてください。書いても書いても名前がつかない夜があったら、30分だけ他人に預けてみる選択肢、あっていいと思うんです。

頑張らなくていいです。ほどけるのを待ちましょう、一緒に。無理しなくていい日もあります。